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S&T ベレッタARX160 電動ガンレビュー

こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?

今回は、S&Tから発売されている、『ベレッタARX160』電動ガンのレビューをしていきます。

ベレッタARX160 とは?

ARX160は、イタリアのピエトロ・ベレッタ社が2008年に開発したアサルトライフル。軽量なポリマー素材を多用した、近未来的なフォルムが特徴的です。

アンビ仕様の操作系の他にも、排莢方向の変更も可能で、利き手を選ばないデザイン。フルフラットトップの4面レイル、伸縮・折り畳み可能なストックと、現代銃器のトレンドも取り入れています。

ただ、採用国家はイタリア陸軍を除くとわずかで、商業的に成功したとは言えません。創作界でも登場作品は少なく、マイナーな銃という評価はぬぐえないでしょう。

S&T ベレッタARX160 の基本スペック

全長730-800mm/折曲時575mm
重量2,440 g
装弾数300発
パワーソース7.4v 2000mAh 30C
定価25,300円 税込
最高初速84.6m/s
平均初速84.0m/s
最低初速83.6m/s
ジュール0.7J

※0.2gBB弾使用、室温20度、10発での計測

S&T ベレッタARX160の外装レビュー

それでは、外装レビューをしていきましょう。バレル周りは金属製で、剛性感は十分。

ハイダーは14㎜逆ネジ仕様で、サイレンサーやトレーサーと交換できます。スリングスイベルが上側に付いているのが、ユニークですね。

ハンドガードは樹脂製ですが、軋みはまったくありません。4面レイルが採用されており、上下レイルは金属製、サイドレイルは樹脂製です。

レシーバーも樹脂製ですが、剛性感は十分。操作系の配置もAR-15系に近く、片手でも扱いやすく感じました。

また、ベレッタ社の公式ライセンスを取得しているため、リアル刻印となっています。

セレクター、マガジンキャッチはアンビ仕様になっており、左手で構えてもスムーズに操作できます。

フロントサイト・リアサイトは共に、フリップアップ式のピープサイト。こちらも樹脂製ですが、しっかりとロックされる為、使用中に倒れてくるようなことは無さそうです。

グリップ形状は丸みがあり、比較的細身で握りやすく感じました。トリガーはストロークがやや長めなものの、トリガープルが非常に軽く撃ちやすいですね。

分解してから気付いたのですが、トリガー接点がマイクロスイッチ仕様でした。マイクロスイッチ特有のクリック感はほとんど感じなかったため、個人的にはやや残念。

トリガー下部のボタンは、ボルトリリース兼マガジンキャッチとなっています。

ストックは、チークパッドの無いSCARのような形状。付け根のボタンを押すことで折り畳み、下部のレバーを引くことで伸縮できます。

4ポジションに調整でき、最大伸長状態がこちら。伸長状態だと、若干ガタがあります。

折りたたんだままでもトリガーや操作系には干渉しないため、折曲状態でも射撃可能。ヒンジ部分でロックされるため、特別な操作をしないでも元に戻すことができます。

ストック後部を外すと、コネクターにアクセスできます。バッテリースペースはあまり広くないので、細身なバッテリーを用意しておきましょう。

ホップアップ

ホップアップは、チャージングハンドルを引くとアクセス可能。奥まった所にあるので、グローブを着けたままだと操作するのは難しいです。

ダイヤルは無段階調整可能なドラム式になっており、細かいホップ調整ができます。

マガジン

マガジンは、オーソドックスなSTANAGタイプの多段マガジンが付属。東京マルイのスタンダードタイプと互換性があります。

S&T ベレッタARX160の使用感

サイズ感はM4A1と同等で、取り回しは良好。樹脂を多用したスポーツラインモデルなので、約2.5kmと軽量です。

スポーツラインながら高強度ポリマー樹脂を使用していることもあり、剛性感は必要十分で軋みやガタつきはほとんど感じませんでした。

アンビ仕様の操作系やフルフラットの4面レイル、伸縮折り畳み可能なストックなど、近代銃のトレンドを取り入れてあるだけあり、とても扱いやすく仕上がっています。

S&T ベレッタARX160の実射性能

初速は標準的で安定していますが、サイクルは10rps程度と控えめです。セミオートのキレも今一つなので、モーターは優先的に交換したいですね。

トリガーはストロークが長めなものの、引きが軽いためフィーリングは良好。トリガー接点はマイクロスイッチ仕様ですが、クリック感はほとんどありませんでした。

接点焼けしやすいマイクロスイッチながら、特に対策はされていないため、長く使うならSBDやFETの導入を検討した方が良さそうです。

S&T ベレッタARX160のレビューまとめ

今回は、S&Tから発売されているベレッタARX160をレビューしました。

安価なスポーツラインモデルとは思えないほど外装のクオリティが高く、実射性能も決して低くはありません。少しカスタムすれば、化けるポテンシャルがあると感じました。

マイナー銃なせいかセール価格になることが多く、分解も容易なため、カスタムベースとしておすすめできる一挺ですよ。