こんにちは、Tiggerです。
今回は、1998年全米年間興行成績1位を記録した名作戦争映画『プライベート・ライアン』をレビューします。
前半は作品情報やみどころ、後半からネタバレありの感想をご紹介するので、ぜひご覧ください。また、『アメリカン・スナイパー』を無料で視聴する方法も解説しているので、お楽しみに!
『プライベート・ライアン』の作品情報
『プライベート・ライアン』は、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を舞台に、一人の兵士の救出に向かう兵隊たちの物語です。
次に、『プライベート・ライアン』のあらすじを見てみましょう。
『プライベート・ライアン』のあらすじ
選ばれた精鋭は8人―― 彼らに与えられた使命は 若きライアン2等兵を救出する事だった…
『プライベート・ライアン』日本語版キャッチコピーより
第二次世界大戦、史上最大の作戦と呼ばれたノルマンディー上陸作戦。多大な犠牲を出しつつも、オハマ・ビーチを制圧したジョン・ミラー大尉にある作戦が告げられます。
その内容は、4人兄弟であるライアン家の末弟、ジェームズ・ライアン二等兵の保護命令です。彼の兄たちは3人とも戦死しており、遺族の心境を案じてのものでした。
とはいっても、ライアンの所属する101空挺部隊は、敵地のど真ん中。そんな無謀ともいえる作戦に、ミラー大尉と七人の部下達は巻き込まれていきます。
『プライベート・ライアン』の魅力①凄惨な戦争シーン
次に、『プライベート・ライアン』のみどころや魅力について解説します。一つ目は、オハマ・ビーチでの凄惨な戦闘シーンです。
雨のように降り注ぐ銃弾。爆発。吹き飛ぶ四肢。零れる臓物。失った腕を探し回る兵士。血に染まる海。冒頭30分にも渡り、残虐な戦争の「リアル」を、これでもかというほど見せつけられます。
その鬼気迫る描写の数々は、戦争映画の常識を打ち破るものでした。かなり強烈なグロ描写の連続で、トラウマになることもあるかと思いますが、ぜひ目を背けることなく見て頂ければと思います。
『プライベート・ライアン』の魅力②理不尽な任務にどう向き合うか
二つ目は、たった一人のために七人もの兵士が命を賭ける、ある種理不尽とも呼べる状況にどう向き合っていくかということです。
当然ミラー大尉は任務に難色を示しますし、部下のやる気は最悪。一時は離反者すら出かねないほど、部隊は混乱してしまいます。
それでも、ミラー大尉は歩みを止めることはありません。彼はなぜ人を救うことに拘るのか、そこも本作の見どころの一つです。
『プライベート・ライアン』の魅力③命の価値を問いかける
三つ目は、人間ひとりひとりの「命の価値」を、戦争を通して私たちに問いかける点です。
本作では、冒頭のオハマ・ビーチの戦いのように、あまりにもあっけなく人が死にます。それは、主人公のチームも例外ではありません。
それでも彼らは、ライアン一人を救うために奮闘します。ひとりひとりの命が、どのように活かされていくのか、ぜひ本編でご確認ください。
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【ネタバレあり】プライベート・ライアン視聴後の感想
ここまで、『プライベート・ライアン』の基本情報や、見どころをご紹介しました。
次に、『プライベート・ライアン』を私が観た感想を書いていきます。一部ネタバレありなので、まだ本編を見ていない方はご注意ください。
弾を持ってこれない男、アパム
本作で最も有名な台詞といえば、「アパム!弾持ってこい!アパーム!!」ですね。ここに限らず、アパムというキャラクターは、どこまでもヘタレとして描写されます。
後半メリッシュを助けなかったシーンや、投降したドイツ兵を撃ち殺すシーンでは、多くの方が彼の行動を不可解に思ったでしょう。
しかし、彼は兵士といえど前線では素人同然。「狂気」の戦争の中で、「正気」だった彼は、戦場という地獄を見る中で狂ってしまったのだと思います。
託す者、託された者、取り残された者
最終的に、ミラー大尉はその命と引き換えに、ライアンの保護に成功します。彼に、「無駄にするな、しっかり生きろ」という言葉を残し。
老人になったライアンは、家族と共にミラー大尉の墓前に問いかけます。「あなた方が私にしてくれたことに見合う人生だったらいいのですが」と。
アパムの人生については、本編では語られません。彼は生き残りますが、心は戦場に取り残されてしまったのではないか、と思っています。
いずれにせよ、彼らは戦争によって、価値観に変化が生まれたことでしょう。いい意味でも悪い意味でも、経験は人を変えてしまう、ということがこの作品のテーマだったのかもしれませんね。
『プライベート・ライアン』についての情報まとめ
今回は、『プライベート・ライアン』のみどころや感想についてお話しました。
本作は、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を舞台に、命とは戦争とは何なのかを問いかける名作です。
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