
こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、前回レビューしたC.A.T『AR-15 Legend 10』の分解方法を解説します。また、今回はご依頼品のため、メンテナンス方法もご紹介していきます。
電動ガンのメンテナンスは、一挺¥3,800から承っております。ぜひお気軽にご依頼、ご相談いただければ嬉しいです。

GunsmithTigger
電動ガンメンテナス ¥3,800
C.A.T. AR-15 Legend 10の通常分解

初めに、通常分解を行います。グリップ付け根のレバーをグリップ側に押し込んで、プリコックを解除します。

後ろ側のテイクダウンピンを、ピンポンチで打ち抜きます。

チャージングハンドルを押し込むとロックが解除され、テイクダウンできます。

チャージングハンドルを少し引くと、アッパー側のメカボックスが取り出せます。

アッパー側のメカボックスを取り出すと、インナーバレル周りにアクセスできます。

オーバーホールするのに邪魔になるので、前方のピンも抜いてアッパーを取り外しておきます。

C.A.T. AR-15 Legend 10のバレルの分解・清掃

次に、バレル周りを見ていきます。インナーバレルの汚れを確認しますが、非常にきれいですね。

チャンバーを分解していきます。ピンを抜いて、ストッパーを外します。

ピンを抜くと、ホップ押し込みレバーが分解できます。小さいバネが入っているので、紛失注意。

チャンバーからインナーバレルを引き抜きます。

チャンバーパッキンは、変形しておらず綺麗な状態だったので、そのままにします。

バレルも綺麗でしたが、一応クリーニングしておきます。

シリコン入りのコーティングスプレーを吹いて、インナーバレル内部に薄い被膜を作り保護します。

チャンバーパッキンとの気密確保のため、高粘度グリスを塗っておきます。
C.A.T. AR-15 Legend 10のグリップの分解

次は、ロアー側のメカボックスを取り出していきます。まず、グリップ下部のネジを2か所外し、カバーを取ります。

コネクターとモーターを取り出します。モーターはネジ等を吸い込まないよう、小袋に分けておきましょう。

グリップ内部のネジを2か所外すと、グリップが分解できます。
C.A.T. AR-15 Legend 10のストックの分解

次に、ストック周りを分解します。ストックを折りたたみ、ストック側からコードを、断線しないように慎重に引き抜きます。

ストック基部のネジ2か所を外し、ストックを分解します。

レイルのネジ2か所を外すと、配線が逃がせるようになります。
C.A.T. AR-15 Legend 10のメカボックスの取り出し

次は、ボルトキャッチです。ボルトキャッチ側面のピンを、ピンポンチで打ち抜きます。

ボルトキャッチの反対側のロックを押し込みながら、ボルトキャッチを引き抜きます。ロック側に、小さいスプリングが入っているので、紛失注意です。

マガジンキャッチは、マガジンキャッチボタンを奥まで押し込みながら、反対側を反時計回りに回していくと分解できます。

セレクター中央のネジを外すと、セレクターを外せます。最後にピンを2か所抜くと、メカボックスを取り出せます。

断線に気を付けながら、斜め上方向に引き抜くと、メカボックスを取り出せます。

C.A.T. AR-15 Legend 10のメカボックスの分解・清掃

メカボックスを取り出せたので、分解します。始めに、アッパー側の後端のネジを外します。

マイナスドライバーでスプリングガイドを押し込みながら、90度回してロックを解除すると、スプリングとスプリングガイドを取り出せます。

ネジを6か所外すと、メカボックスを開けるとこができます。

程よくグリスが塗られており、汚れもそれほどではありませんでした。

次に、ロアー側を分解していきます。まず、セレクターのスプリングを外しておきます。

ネジを4か所外すと、メカボックスを開けるとこができます。

こちらもグリスは適量塗られていますが、少し汚れていますね。

まとめて中性洗剤で脱脂、洗浄。洗い流したら、しっかりと乾燥させます。

その間に、スイッチを見ておきます。通常の電動ガンと違いマイクロスイッチで、配線を逃がすだけで簡単に分解できます。

スイッチが少し焼けていたので、タミヤ接点グリスを塗っておきます。

次に、シム調整を行います。ノギスで軸と軸受けの隙間を測り、クリアランスを詰めていきます。

ベベルは上に0.4㎜、スパーは上に0.1㎜、セクターは下に0.1㎜追加しました。

仮組してからセクターギアを指で回してみて、スムーズに回るか確認します。ギアノイズも無く問題なかったので、次はグリスを塗っていきます。

各種ギアとロアーメカボックス、ピストン歯とシリンダーヘッドのゴム部分に、高粘度グリスを塗ります。

アッパーメカボックス、タペットプレート、スプリング、スプリングガイド、シリンダー、シリンダーヘッド、ピストンに低粘度グリスを塗ります。

シリンダー、シリンダーヘッド、ノズルを組み込み、後ろからピストンを押して気密チェック。抵抗があり、強く押さないと前進しないようならOKです。
最後に逆順で組み立てて、動作チェックをします。状態が良かったためか、初速やサイクルに変化はありませんでした。