こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、東京マルイから発売されている、『89式小銃』スタンダード電動ガンをレビューしていきます。
89式小銃とは?
89式小銃は、日本の豊和工業が開発した、自衛隊の主力小銃。西側諸国の共通規格である、5.56×45㎜NATO弾とSTANAGマガジンを使用するアサルトライフルです。
右利きの多い日本人の体格に合わせた設計がなされており、ストックは左右非対称。防衛戦を主任務とする自衛隊の特性上、待ち伏せ射撃用のバイポッドが標準装備されています。
反動が少なく汚れに強いという利点がある反面、過度の安全対策のため、セレクターの操作性が悪い、武器輸出三原則のため輸出ができず、価格が高いなど欠点もある銃です。
東京マルイ 89式小銃の基本スペック
全長 | 916 mm |
重量 | 3,700 g(空マガジン、バッテリー、バイポッド含む) |
装弾数 | 69発 |
パワーソース | 8.4Vニッケル水素1300mAh AKバッテリー |
定価 | 46,800円(税別) |
最高初速 | 91.55m/s |
平均初速 | 90.9m/s |
最低初速 | 90.2m/s |
ジュール | 0.83J |
サイクル | 約13RPS |
※室温25度、0.2gBB弾使用、ノンホップ10発での計測
東京マルイ 89式小銃の外装レビュー
ハイダーは14㎜逆ネジになっており、サイレンサーやトレーサーと交換可能。
ハンドガードは樹脂製で、強く握ると軋む感じがします。下部にバイポッドが標準搭載されていますが、今回お預かりした物は取り外されていました。
アッパー、ロアフレームともに亜鉛ダイキャスト製で、剛性感抜群。89式の特徴として、操作系が右側に偏っています。
セレクターは安全(ア)から、単発(タ)まで9反時計回りに、90度刻みに回して操作します。誤動作を防ぐコンセプト上仕方ないですが、お世辞にも使い勝手がいいとが言えません。
グリップはのっぺりとした樹脂製ですが、薄くて握りやすく感じました。トリガーはアールの少ないストレートに近い形状で、引きやすいですね。
トリガーフィーリングはかなり特殊で、電動ガンながらシアの落ちる感覚があります。そのため、普通の電動ガン比べてトリガープルは重めで、好みが分かれる所でしょう。
ストックは樹脂製ですが、内部に金属フレームが組まれているため、軋みは全くありません。また、スリング取り付け用金具は、左側面にあります。
バッテリーボックス
バッテリーは、ハンドガード中に分解してから収納します。分解するには、まずロックピンを押し込みます。
ハンドガードを銃身側にスライドすると、ハンドガードを分解できます。
ウナギタイプとも呼ばれる、AK用バッテリーを収納できます。配線はなかりタイトで、収納には慣れが必要ですね。
ホップアップ
ホップアップダイヤルは、チャージングハンドルを引くと操作できます。クリック感は無く、無段階調整可能です。
マガジン
マガジンはM4やM16に近い形状で、実銃同様互換性あり。また、最終弾まで打ち切れるように、弾切れ時にマガジンリップが飛び出る特殊仕様になっています。
東京マルイ89式小銃の使用感
重量、全長ともに標準的なアサルトライフル相当で、使いやすいサイズ感です。フレームは金属が多用されており、剛性は次世代電動ガンに勝るとも劣りません。
また、右利きの多い日本人に合わせた設計で、ストック左側が削られたデザインのため自然に構えることができます。
最大の難点は、セレクター操作のやりずらさでしょう。一度グリップから手を放し、90度刻みで回転させなくてはならないので、とっさのセレクター操作は困難です。
東京マルイ 89式小銃の実射性能
射撃性能は、東京マルイのスタンダード電動ガンの中でもトップクラス。次世代電動ガンと比べても引けをとらない射程と命中精度を誇ります。
機械式3点バースト機能が搭載されており、サイクルも標準的。サバゲーでも、主力として十分通用する一挺と言えるでしょう。
東京マルイ 89式小銃レビューまとめ
今回は、東京マルイ『 89式小銃』スタンダード電動ガンをレビューしました。
標準的なサイズと日本人向けの設計による構えやすさ、非常に高い剛性、射程、命中精度などスタンダード電動ガン最高傑作とも言われる一挺です。
装備にこだわると自衛隊装備しか選択肢が無いですが、手に入りやすいので大きな問題ではないでしょう。実用性はピカイチで、箱出しで使える最強電動ガンとして一押しですよ!