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DSG(ダブルセクターギア)カスタムとは?実践付きでやり方を紹介

こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?

電動ガンのトリガーレスポンスや発射サイクルが大幅に向上する、ダブルセクターギアカスタム。サイクルが最大2倍にもなる、夢のようなカスタムですが、難易度の高さがよく言われています。

そこで今回は、実際にダブルセクターギアカスタムを組んでみて、やり方やレシピを紹介していきます。ぜひ最後まで見ていってくださいね!

DSG(ダブルセクターギア)カスタムとは?

普通のセクターギア

ダブルセクターギア

DSGカスタムは、ダブルセクターギアを使用し、トリガーレスポンス発射サイクルを高めるカスタムです。

通常のセクターギアが1回転につき1回ピストンを引くのに対し、ダブルセクターギアは2回引くことが可能。発射サイクルを、理論上2倍にすることができます。

電子トリガーやブラシレスモーターの普及により、高負荷にも耐えられるようになったことで、近年流行しているカスタムですね。

DSG(ダブルセクターギア)カスタムのデメリット

圧倒的なサイクルを得ることができるDSGカスタムですが、デメリットも多く正しい知識が無いと性能を引き出すことはできません。

最大のデメリットは、ピストン後退量が半減することによる、初速の低下です。

シリンダー容量を通常の半分しか使えないので、ピストンスピードを稼ぐために、通常比150%程のハイレートスプリングを使うことになります。

ハイサイクル・ハイレスポンスかつハイレートスプリングの組み合わせなので、各部にかかる負荷は相当なものに。パーツ選定が非常に重要な、上級者向けカスタムと言えるでしょう。

DSG(ダブルセクターギア)カスタムのレシピ

ダブルセクターギア

まずは、メインとなるセクターギアです。SHSのギア比9:1タイプが、入手性と性能のバランスが取れています。

ハイレートスプリング

ダブルセクターギアカスタムでは、初速の低下を補うためハイレートのスプリングを使います。

今回は、SPARKのM110を使用しましたが、一般的にはM120程度のスプリングが使われているようです。            

ピストン・ピストンヘッド

ピストンは後退量の関係上、全金属歯が必須。また、ピストンスピードを稼ぐために、ピストン本体とピストンヘッドは樹脂製が推奨されています。

ピストンヘッドは、引きが軽くなる後方吸気タイプがおすすめです。

DSG(ダブルセクターギア)カスタム実践

ベースガンはLCTのRPK。初速は0.2gで86m/s前後、サイクルは12RPSです。

セクターギアを入れ替え、シム調整をします。他のギアとの噛み合いも問題なかったので、セッティングは特に変更なし。

AOE調整を行います。ピストンに対してセクターギアが斜めに当たってしまっているので、ピストン側を2㎜程度延長し、まっすぐ当たるように調整します。

3Dプリンターで2㎜のスペーサーを作成し、ピストンヘッドとの間に挟み込みました。

先ほどの画像に比べて、ギアの歯がまっすぐ当たっているのが分かると思います。また、ピストンの一番後ろの歯が干渉するので、削り落としておきました。

ピストンヘッドに4か所穴を開け、前方吸気型に加工します。

次に、タペットプレートを加工します。タペットプレートの羽根部分が干渉して、前進しきれなくなってしまっているので、下半分をカットします。

実際にギアを回してみて、タペットプレートの動きが問題ないか確認します。

スプリングは、DSGカスタムとしてはレートが低めの、SPARKのM110スプリングをチョイス。耐久度重視のセッティングにしてみます。

バレル長は、220㎜から510㎜までカットして試してみた所、一番初速が出た300㎜に。

試射中に嫌な音が聞こえたので、メカボックスを開けてみた所、歯が大きく削れていました。樹脂歯だと、負荷に耐えきれないようですね。

ジャンクのメタルピストンに交換しました。

最終的に、0.2gBB弾使用時の初速80m/s弱、サイクル22RPS程度に。セミのキレも大幅に向上し、指切り連射ができるようになりました。

DSG(ダブルセクターギア)カスタムまとめ

今回は、ダブルセクターギアカスタムの実践を通して、やり方やレシピを紹介しました。

比較的低負荷を目指したのもありますが、大きなトラブルもなくカスタムできました。サバゲーで何度か持っていってみましたが、今の所問題なく運用できています。

といことで、今回のカスタムを当ストアで出品いたしました。時間の無い方やカスタムに自信の無い方は、ぜひご利用ください!

GunsmithTigger
ダブルセクターギアカスタム\15,000~