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【Tigger流エアガンカスタム】ピストンとピストンヘッドを解説!

こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?

エアガンのエア(圧縮された空気)を作り出すパーツの一つである「ピストン」。初速を決定する大きな要因の一つで、決して軽視できないパーツです。

という事で今回は、エアガンのピストンについて解説します。最後に、コスパ最強のピストンも紹介するので、ぜひ最後まで見ていってくださいね!

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電動ガンのピストンの構造

電動ガンのピストンは、ピストンヘッドとピストン本体が組み合わさっている構造です。

ピストンヘッドは、シリンダー内部の気密を保つ役割があります。サンドイッチ状に挟まれているOリングがシリンダーを密閉し、気流を作り出します。

ピストン本体は、ピストンが稼働するために必要なパーツです。セクターギアとスプリングの動力で、メカボックス内を前後することにより、空気を圧縮します。

次の章からは、ピストンヘッド、ピストン本体それぞれの種類や特徴について解説します。

ピストンヘッドの種類

ピストンヘッドには、前方吸気型後方吸気型側方吸気型の三種類があります。

東京マルイ純正が前方吸気型、カスタムパーツや多くの海外製電動ガンでは、後方吸気型が採用さてれいますね。

それぞれメリット、デメリットがあるので、次の章では各ピストンヘッドの特徴について解説していきますよ。

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前方吸気ピストンヘッドの特徴

前方吸気型は、ピストンヘッドに穴の開いていないタイプです。

前方吸気型のメリットは、BB弾の給弾の助けになること。ピストンが引かれたとき、ノズルから空気を吸い込むので、BB弾をチャンバーに吸い込む効果があります。

また、ピストンを押し込むときのOリングの圧力が一定なので、初速が安定します。

デメリットは、ピストンが引かれたとき、Oリングがシリンダーに張り付いてしまうことです。その分抵抗が大きく、Oリングの消耗も早くなってしまいます。

後方吸気ピストンヘッドの特徴

後方吸気型は、ピストンヘッド前面に吸気用の穴が開いているタイプです。

後方吸気型のメリットは、ピストンが引かれたときの、Oリングの膨張を抑えることができること。効率的に吸気することができます。

デメリットは、初速がややバラつきがちになることです。ピストンを圧縮するとき、グリスが切れているとそこから空気が抜けてしまい、初速が落ちてしまいます。

また、シリンダー側から吸気するので、BB弾の給弾の助けにはなりません。給弾性に不安がある場合は、前方吸気型の方が優秀です。

側方吸気ピストンヘッドの特徴

側方吸気型は、ピストンヘッド側面に吸気用の穴が開いているタイプです。

側方吸気型は、前方吸気型の「初速の安定性」と、後方吸気型の「引きの軽さ」のいいとこどり。非常に優れた機能を持つピストンヘッドです。

弱点は、強度上の問題なのか、金属製の製品しか発売されていないことです。後述しますが、金属製のピストンヘッドはデメリットが大きいので、樹脂製での開発を期待しています。

また、後方吸気型と同じくシリンダーから吸気するので、前方吸気型のようにBB弾の給弾の助けにはなりません。

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電動ガンのピストンヘッドの選び方

ここまで、三種類のピストンヘッドについて解説しました。一旦まとめると、このようになります。

  • 初速が安定し、給弾補助にもなるが、引きが重い「前方吸気ピストンヘッド」
  • 効率的な吸気ができるが、初速が不安定な「後方吸気ピストンヘッド」
  • 前方吸気と後方吸気のいいとこどりだが、種類の少ない「側方吸気ピストンヘッド」

この他に、ピストンヘッドの素材も重要な要素の一つです。ピストンヘッドの素材は、樹脂か金属のどちらかです。

多くのカスタムピストンヘッドは金属製ですが、私はあまりオススメしません。なぜなら、ピストンヘッドは金属にする意味のないパーツだからです。

ピストンヘッドを金属にしてしまうと、重量が増え、ピストンを動かすのに余計なエネルギーを使ってしまいます。ギアに負担が掛かってしまい、サイクルやレスポンスも悪化します。

また、ピストンがシリンダーヘッドに衝突したときの衝撃も大きくなってしまいます。メカボックスの負担にるだけでなく、甲高い衝突音がしてしまうので、消音性も失われます。

ピストンの素材と重量

ピストン本体も、ピストンヘッドと同じく、樹脂製と金属製があります。メリット、デメリットも同様で、金属製は避けた方が良いでしょう。

では、逆に軽量化すればいいかというと、一概にそうとも言えません。なぜなら、耐久度の問題があるからです。

ピストンは、圧縮されたスプリングの力を、直接受けるパーツです。軽量化のために肉抜きをしてしまうと、使っている内にひび割れてきてしまい、最終的にはピストンの破損に繋がります。

そのため、重量を増やす必要はないですが、耐久度を減らしてまで無理に軽量化する必要も無いでしょう。

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電動ガンのピストンの選び方

重量や素材といった要素の他に、ピストン本体には、歯が樹脂製のものと金属製のものがあります。

樹脂歯のメリットは、自壊することによってギアクラッシュを防げることです。反面、耐久力は低めなので、定期的な交換が必要になります。

金属歯のメリットは、頑丈でちょっとやそっとでは壊れないことです。反面、ギアクラッシュしたときには、ギアやメカボックスに直接ダメージが及んでしまいます。

個人的には、樹脂歯の方がトラブルに強いのでオススメです。金属歯は、ピストンに掛かる負担の大きい、ハイパワーカスタム以外では使わない方が良いでしょう。

電動ガンのオススメピストン&ピストンヘッド

ここまで、ピストンヘッドとピストン本体の選び方について解説しました。選び方のポイントをまとめると、このようになります。

  • 全体重量が軽いこと
  • 樹脂製であること
  • ある程度耐久性が高いこと

これらの条件全てを満たすのが、毎度お馴染み「東京マルイ純正」。スプリングとグリスも付いて実売価格1,000円を切る、コスパ最強のピストンセットです。

樹脂製なので加工も簡単。ピストンヘッドの後方吸気化や、ピストン歯のカット加工も簡単にできるので、カスタムベースとしても優秀ですよ!

電動ガンカスタムの『全て』をまとめました!

この記事では「ピストンとピストンヘッド」について解説しましたが、もちろん電動ガンには他にも内部パーツがありますよね。

そこで、私がいつもどのように電動ガンをカスタムしているかを、こちらの記事にまとめました。

「これから電動ガンのカスタムをしてみたい」「内部カスタムにチャレンジしたい」といった方、必見の内容となっております。ぜひ、あわせて読んでみて下さいね!