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東京マルイ89式小銃を分解&カスタムしました

こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?

今回は、前回レビューした東京マルイ『89式小銃』の分解方法を解説します。また、今回はご依頼品のため、施工したカスタムもご紹介していきます。

電動ガンのカスタムは、一挺¥5,800から承っております。ぜひお気軽にご依頼、ご相談いただければ嬉しいです。

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電動ガンベーシックカスタム ¥5,800

東京マルイ89式小銃の通常分解

まずは、ハンドガードを外します。ハンドガード左側にピンがあるので、ポンチを使って抜きます。

ピンを抜いた後、ハンドガードを銃口側にスライドすると、ハンドガードが分解できます。

ハンドガードは、左右に分かれます。ヒューズボックスがインシュロックで固定されているので、切り落としておきましょう。

次に、バレル基部を分解していきます。銃を右側にひっくり返し、上の画像のネジ4か所を外します。

左側は、画像のネジ2本と、ロックピンを抜いておきましょう。

バレル基部を持って銃口側にスライドすると、バレルユニットが引き抜けます。

アッパーフレームを銃口側にスライドすると、通常分解が完了します。

東京マルイ89式小銃のバレルの分解・清掃

次に、インナーバレルを取り出します。チャンバーを押し込みながら、反時計回りに回すことでインナーバレルユニットが取り出せます。

チャンバーのストッパーを外し、インナーバレルをゆっくりと引き抜くと、チャンバーとインナーバレルに分解できます。

インナーバレルの汚れを確認。ほとんど汚れていないようです。

クリーニングロッドにティッシュを巻き付け、バレルをクリーニング。汚れが取れたらピカールで研磨し、コーティング剤で保護します。

アウターバレルとインナーバレルの間に少しガタがあったので、セロテープを巻いてクリアランスを詰めます。

気密確保のため、チャンバーパッキンとバレルの間に高粘度グリスを塗っておきます。

東京マルイ89式小銃のストックの分解

メカボックスを取り出すためには、ストックも取り外す必要があります。まずはパッドプレート中央のネジを外し、パッドプレートを分解しましょう。

ストック内部の奥の方にネジが隠れているので、長めのドライバーを使って外します。そうすると、ストックを取り外すことができます。

東京マルイ89式小銃のメカボックスの取り出し

次に、グリップ底部のネジを2か所外します。そうすると、底部の蓋が取れます。

モーターが入っているので、コネクターを抜いてからモーターを引き抜きます。モーターは磁力を帯びているので、他のパーツを吸い込まないようパックしておきましょう。

グリップ内部にメカボックスと接続されるネジが4か所あるので、外します。

ステーを固定しているネジを、3か所外します。ノズル上のネジは抵頭のプラスネジで、組み上げ時に他のネジをハメてしまうとチャージングハンドルに引っかかってしまうので、注意が必要です。

ステーは斜め上に跳ね上げるようにしてから、引き抜くことで分解できます。

次に、セレクターを取り外していきます。セレクター中央のネジを外すと、分解できます。

反対側も同様に。

ストック基部のネジを外すと、基部を取り外せます。

最後に、メカボックスを上方向に引き抜きます。セレクターのギアが落ちてくるので、無くさないように注意しましょう。

東京マルイ89式小銃のメカボックスの分解・清掃

メカボックスを割っていきます。左側面のギアと、スプリング2個を外します。

右側面は、右側のギアはそのまま外れます。左側のギアはねじ止めされているので、ネジを外してから取ります。

左側のギアの裏にバネの付いたプランジャーが2つあるので、外しておきます。続いてセレクターを後ろ側にスライドし、取り外します。

メカボックスを固定しているネジが4か所あるので、外します。

メカボックスが二つに割れました。とても綺麗で、グリスもまだ十分残っていますね。

シムは上下に分けて、仕訳けておきます。マルイ製品は純正でほぼ完璧なセッティングがされているので、基本的に調整はしません。

軸受けが取れていたので、接着剤で固定しておきます。

メカボックスを洗浄するので、スイッチも分解します。画像のネジ4本を外すことで、スイッチユニットが取り外せます。

写真を取り忘れていましたが、スイッチ接点に接点保護グリスを塗っておきます。他のパーツは、中性洗剤で丸洗いしました。

ピストンヘッドの交換

今回は持ち込みでピストンヘッド、ノズル、スプリングの交換のご依頼がありました。純正のピストンヘッドは分解防止のためネジが隠れているので、ドリルで掘り出します。

ある程度掘り出すと、固定用のネジが見えてきます。ドリルで開けた穴をデザインナイフで広げ、ネジが回せるようになったら分解していきます。

ネジを外すと、ピストン、ピストンヘッド、固定用金具、スプリングに分解できます。

次に、ピストンヘッドに付属していたベアリングに、低粘度グリスを薄く塗っておきます。

固定用金具を入れながら、ドライバーを使ってネジをピストン前部に飛び出させておきます。そのまま、ゆるみ防止のためのネジロック剤を塗布します。

ピストンヘッドを組み上げた状態で裏側からネジを回して、しっかりと固定します。ピストン周りは、これで完了です。

ノズルの交換

次に、ノズルを交換します。でんでんむしは気密確保用のOリングが付属するので、軽くグリスを塗ってからノズル内部にはめ込みます。

組み込むと、このような感じに。Oリングが小さく幅がタイトなので、ピンセットで作業すると楽ですね。

グリスアップ

仕上げとして、グリスアップを行います。各ギアとメカボックスの赤丸部分、ピストンヘッドのOリングに高粘度グリスを塗布します。

ピストン、シリンダー、シリンダーヘッドのノズル部、タペットプレート、スプリング、メカボックスのピストンとタペットプレートの当たる所に、低粘度グリスを塗布します。

シリンダー、シリンダーヘッド、ノズルを組み込み、後ろからピストンを押して気密チェック。抵抗があり、強く押さないと前進しないようならOKです。

東京マルイ89式小銃の後方配線化カスタム

後方配線化のご依頼もあったので、配線を張り替えます。今回は、こちらのテフロン線を使用しました。

スイッチに配線が半田付けされているので、張り替えます。

このような感じで配線し直しました。

フレーム後方とストック基部に配線を通すための、スペースを作る必要があります。印を付けたらドリルで穴を開け、ダイヤモンドヤスリで地道に拡張していきます。

穴を開けたら配線を通し、ストックを被せてからバッテリーに繋いで、動作確認できれば完了です。