
こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、前回レビューした東京マルイ『G3 SG-1』の分解方法を解説します。また、今回はご依頼品のため、メンテナンス方法もご紹介していきます。
電動ガンのメンテナンスは、一挺¥3,800から承っております。ぜひお気軽にご依頼、ご相談いただければ嬉しいです。

GunsmithTigger
電動ガンメンテナス ¥3,800
東京マルイ G3 SG-1の通常分解

まずは、テイクダウンをしていきます。始めに、画像のピンを3か所抜きます。

アッパーフレームとロアーフレーム、ストックに分解できます。ストック基部はミニコネクターでつながっているので、外しておきます。
東京マルイ G3 SG-1のバレルの分解・清掃

アッパーフレームからバレルユニットを取り出します。固定はされていないので、そのまま引き抜くと取り出せます。

ホップダイヤルを、バレル側にスライドして外します。

バレル固定用のロックを外し、ホップアーム基部のピンを抜きます。ホップアームと押しゴムが取れるので、無くさないように注意してください。

チャンバーパッキンを破かないように、ゆっくりと引き抜きます。チャンバーパッキン、押しゴムは宮川長掛け?に交換されていました。

バレルクリーニングを行い汚れを落とした後、車用のポリマー保護スプレーでコーティングします。

チャンバーパッキンは、変形も無く状態は良好でした。保護のために、軽くシリコンスプレーを吹いておきます。

インナーバレルのパッキンとの接触部に、高粘度グリスを塗って気密取りをします。逆順で組み立てて、バレル周りのメンテナンスは完了です。
東京マルイ G3 SG-1のメカボックスの取り出し

次に、メカボックスを取り出していきます。セレクター中央の、小さいマイナスネジを外します。

ネジを外すと、セレクターが取れます。セレクターの裏に、ピンとスプリングが入っているので、紛失に注意。

メカボックス後部のカバーに付いているネジを外し、カバーを外します。

グリップ下部のネジを2か所外し、カバーを取ります。

モーターが入っているので、コネクターを外してから、モーターを引き抜きます。

グリップ内部のネジを2か所外すと、グリップが分解できます。

メカボックスとロアフレーム、後部のカバーに分解できました。
東京マルイ G3 SG-1のメカボックスの清掃・調整

画像のネジを7か所外すと、メカボックスが分解できます。

汚れはほとんど無く、パーツの状態も良好でした。一旦全パーツを取り外して、脱脂洗浄します。

シムは取り外して、場所ごとに保存しておきます。マルイ製なので、シムはそのまま戻します。

中性洗剤で洗浄した後、しっかりと乾燥させます。

スイッチ接点に、接点保護グリスを塗布します。

初速を少し上げて欲しいとのことで、ピストン内部にスペーサーを仕込みます。ピストン中央にドリルで穴を開け、ネジを外すとピストンヘッドが取れます。

スプリングの先端部分をカットし、5㎜のスプリングスペーサーを挿入。ピストンヘッドのネジにネジロックを塗って、しっかりと固定します。

軸受けが外れてしまっていたので、瞬間接着剤で固定します。

しっかりと接着できたら、グリスアップを行います。ギア類周りとシリンダーヘッドのOリングに、高粘度グリスを適量塗布します。

ピストン、シリンダー、タペットプレート、シリンダーヘッドに低粘度グリスを塗布します。

シリンダー、シリンダーヘッド、ノズルを組んで気密チェックを行います。指でノズルをおさえるとピストンが前進しなくなるため、気密が取れている状態です。
組み上げて初速とサイクルを計測。初速は86m/s→90m/s程度で予定通り向上、サイクルは14prsで変化ありませんでした。

最後に、外装で気になった箇所を補修しておきます。ハイダーとバレル基部のガタつきが気になったので、イモネジを締め直し、ネジロックでしっかりと固定しました。

セレクターの固定も甘かったので、0.5㎜のシムを入れて調整しました。

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