
こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、マルゼンから発売されている、『ワルサーP99』ガスブローバックガンのレビューをしていきます。
ワルサーP99とは?
ワルサーP99は、ドイツのワルサー社が開発した自動拳銃。第二次世界大戦期のドイツを象徴する、ワルサーP38の後継としてリリースされました。
グロック17やUSPのようなポリマーフレームを採用した他、後にスタンダードとなる、バックストラップの交換機能を始めて採用した拳銃です。
創作の世界では、『007』シリーズの第19作目『ワールド・イズ・ノット・イナフ』から、ワルサーPPKに代わり主人公ジェームス・ボンドを象徴する銃として活躍しています。
マルゼン ワルサーP99の基本スペック
全長 | 180mm |
重量 | 620(空マガジン含む) |
装弾数 | 24 + 1 発 |
パワーソース | フロンガス |
定価 | 21,780円 税込 |
最高初速 | 73m/s |
平均初速 | 66.4m/s |
最低初速 | 59.5m/s |
ジュール | 0.44J |
※0.2gBB弾使用、室温25度、10発での計測
マルゼン ワルサーP99の外装レビュー

スライド、フレーム共にプラスチックで、フレームはマルゼン製品特有のグラスファイバー入り強化樹脂。正式ライセンスを取得しているだけあり、刻印などの外観は完璧に再現されています。

ホールドオープン。アウターバレルも樹脂製で、実銃同様銃身が傾く、ティルトバレル式が忠実に再現されています。

銃口部分はネジが切られており、専用のサイレンサーやアダプターを取り付け可能。スライド下部は専用のフラッシュライトを装着できます。

サイトビューは、ホワイトドットが打ってありますが、やや暗め。コッキングインジケーターはライブ可動します。

トリガー前の四角いボタンを右側から押し込むと、セフティが掛かります。マガジンキャッチは下に押し下げるタイプで、アンビ仕様になっています。

シングルアクション、ダブルアクションどちらでも射撃可能。どちらもトリガーストロークは長いですが、トリガープルは非常に軽く、撃ちやすく感じました。
ホップアップ

ホップアップにアクセスするには、テイクダウンする必要があります。セフティを下に押し下げ、スライドを引くとテイクダウンすることができます。

ホップアップは六角ネジで調整します。ストッパーが無いので、回し過ぎには要注意です。
マガジン

マガジンは、一般的なダブルカラムのグロックタイプ。
マルゼン ワルサーP99の使用感
グロック17よりも一回り小さく、取り回しは非常に良好。出っ張りの無いデザインなので、サイドアームとしてホルスターに刺しておくには最適でしょう。
バックストラップは簡単に交換できますが、肝心の交換用バックストラップが廃盤となっており、現在入手困難。
また、トリガーは少しクセがあり、トリガーストロークが長く人によって連射しにくいと感じるかもしれません。
マルゼン ワルサーP99の実射性能

射撃性能は、ホップの掛かりが不安定で、遠距離の的を狙うのは難しいです。15mくらいまではますっぐ飛びますが、そこから先は散る感じですね。
リコイルは弱く、ブローバックスピードも遅め。リコイルスプリングの弱さによると所が大きく、気になるなら強化品に交換した方が良さそうです。
総合して、実射性能はイマイチ。外装のクオリティが高い分、残念に感じました。
マルゼン ワルサーP99のレビューまとめ
今回は、マルゼンから発売されているワルサーP99をレビューしました。
公式ライセンス取得の製品だけあり、外装や機構部のリアリティは非常に高く、コレクターからの評価は上々です。
実射性能は命中精度も、ブローバック動作も今一つ。サバゲーでガンガン使うというよりは、コレクションとして「味わう」エアガンだと感じました。