こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、東京マルイから発売されている、『M14SOCOM』スタンダード電動ガンをレビューしていきます。
M14SOCOMとは?
M14SOCOMは、ベトナム戦争前期のアメリカ軍の主力小銃『M14』のショートカスタムという設定のモデル。
M14の民間モデル『M1A』をCQB向けにカスタムした、『SOCOM16』が元ネタになっています。強力なストッピングパワーを持つ7.62mmNATO弾を、近距離で運用するというコンセプトですね。
これは、近年のボディーアーマーの進化により、5.56mmNATO弾より高威力の弾丸が求められたため。限定的ではありますが、米軍特殊部隊SOCOMでも、運用された実績があるようです。
東京マルイ M14SOCOMの基本スペック
全長 | 964 mm(ショルダーレスト収納時) |
重量 | 3,650 g(空マガジン装着、バッテリー含まず) |
装弾数 | 70発 |
パワーソース | 8.4Vニッケル水素1300mAh AKバッテリー |
定価 | 45,800円(税別) |
最高初速 | m/s |
平均初速 | m/s |
最低初速 | m/s |
ジュール | J |
サイクル | 約13RPS |
※室温20度、0.2gBB弾使用、ノンホップ10発での計測
東京マルイ M14SOCOMの外装レビュー
フロント部は通常のM14から180㎜短縮されており、フロントサイトとガスシリンダーは一体化されています。
フラッシュハイダーは、ショートタイプが付属。M14逆ネジ仕様になっているので、サイレンサーやトレーサーと交換できます。
ヒートガードは一部くり抜かれており、光学照準を取り付けられるマウントベースになっています。
ストック下部には、スイベルが標準搭載。また、スイベル近くに空いている穴は、バイポッドアダプターを取り付け可能です。
機関部はフルメタルで、重量感があります。右側面のツマミはセレクターとなっており、手前側に「A」が見えるとフルオート、何もないとセミオートです。
チャージングハンドルは、フルストローク可能。連動してロータリーボルトが可動し、手を離すと「シャキーン」と気持ちよい音を響かせます。
ただ、何度も動かしているとコネクターが折れてしまうので、注意が必要です。
左側面のネジ穴は、マウントベース取付用。ボルトストップは別パーツになっていますが、可動はしません。
リアサイトはピープタイプ。左側のダイヤルで上下、右側のダイヤルで左右に調整できます。
トリガー、トリガーガードは金属製。トリガーガード前部はセーフティレバーになっており、指を入れると自然に解除できるようになっています。
トリガーガード前は、マガジンリリースバー。マガジンは、AKのように斜めから装填するタイプです。
ストックは、昔ながらの曲銃床タイプ。大型で調整機能も無いので、脇を締めた射撃は困難です。
パッドプレートは金属製で、滑り止め加工はされているものの滑りやすいです。上方向に跳ね上げると、ショルダーレストになり射撃の安定性が高まります。
パッドプレート後部のトラップドアを開けると、バッテリースぺースになっています。収納スペースには余裕があり、ラージバッテリーも収納可能です。
ホップアップ
ホップアップは、マガジンハウジング前部のダイヤルで調整可能。適度にクリック感があり、細かい調整ができます。
マガジン
マガジンは70発装填できる、スチールプレスタイプが付属。別売りで、440発装填できる多弾マガジンが発売されています。
東京マルイ M14SOCOMの使用感
フルサイズのM14より短くなっているとはいえ、全長は長め。4kg弱の重量に加え、フロントヘビーなので取り回しは良くありません。
拡張性もあまりなく、曲銃床の特性上いわゆる薄い構えがしずらいため、CQBには不向き。そのため、運用方法は後方支援や防衛向きです。
また、トリガーフィーリングはストロークは短めで、引き切りにクリック感があります。連射はしずらいものの精密射撃はしやすいので、やはり遠距離向けの性格が強いですね。
東京マルイ M14SOCOMの実射性能
実射性能に関しては、飛距離、命中精度ともに申し分ありません。スタンダード電動ガンの中でも最上位で、次世代電動ガンにも匹敵します。
次世代電動ガンのようなリコイル音が無く、インナーバレルが長いことから、発射音も非常に静か。サイレンサーを付けて、スナイパー運用も可能です。
モーターの関係上サイクルは遅めですが、頻繁にセミ・フルを切り替える銃でもないため、実用上はそれほど気にならないでしょう。
東京マルイ M14SOCOMのレビューまとめ
今回は、東京マルイ『M14SOCOM』スタンダード電動ガンをレビューしました。
長くて重いが、静かでよく飛びよく当たると、総じてスナイパーや後方支援向けのエアガンです。クラシカルなスタイルと合わせて、好みの分かれる所でしょう。
ただ、性能自体はスタンダード電動ガンの中でも最高峰。形が好きな方や、遠距離スタイルの方にはぜひおすすめしたい一挺となっています。