こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
エアガンの初速が物足りない、遅くなってきてしまったとお悩みでは無いでしょうか。そこから、内部パーツのカスタムに手を出してみる方も少なくないはずです。
とはいえ、正しい知識を身に着けてからではないと、カスタムはリスクがあります。ということで今回は、エアガンの初速アップの方法を6つご紹介します。
エアガンを初速アップするときの注意点
エアガンには銃刀法による威力の規制があり、初速が0.989J以上のものは準空気銃とみなされ、許可がなければ所持できません。
エアガンの初速を上げようと思っているなら、必ず弾速計を準備し、規制値を超えないようにカスタムする必要があります。
また、規制値ぎりぎりのカスタムも避けた方が良いです。弾速計も個体差があり、自分の弾速計だと大丈夫だけど、フィールドのだと規制値を超えてしまった…ということもありえます。
どんなに初速を上げるとしても、0.9J(0.2mmBB弾で95m/s)程度に収めておく方が安全です。
エアガンの初速アップ方法①インナーバレルを掃除する
エアガンの初速を上げたいときに、まっさきにやっておきたいのが、インナーバレルのクリーニングです。
インナーバレルが汚れているだけで、思ったより初速は下がります。クリーニングするだけで、場合によっては10m/sほど上がることも。
こちらの記事でインナーバレルクリーニングの方法を解説しているので、この手順でメンテナンスしてみてください。
エアガンの初速アップ方法②気密取りをする
エアガンは、空気の力でBB弾を飛ばします。そのため、メカボックスやチャンバー内で空気が漏れていると、初速が落ちてしまいます。
シリンダーとピストン、ノズルの気密を確認します。ノズル先端を指で押さえて、抵抗があれば気密が取れています。
インナーバレルとチャンバーパッキンの間に、隙間がないか見ていきます。隙間があったら、シーリングテープで塞ぎます。
ノズルが前進しきったときに、チャンバー内からノズルがはみ出ないか確認します。はみ出ているときは、タペットプレートやノズルに問題があるかもしれません。
エアガンの初速アップ方法③抵抗を減らす
ピストンなどの可動部がスムーズに動かないと、抵抗になってしまい初速が落ちてしまいます。しっかりと汚れを落とし、バリなどの引っかかりがあったら、ヤスリで削っておきましょう。
また、グリスの塗り方にも注意が必要です。ピストンやシリンダーなど、初速に関連するパーツには低粘度のグリスを薄く塗ります。
高粘度グリスを塗ったり、厚塗りしてしまうとグリス自体が抵抗となってしまうため、注意しましょう。
エアガンの初速アップ方法④シリンダーとバレルの容量バランス
初速アップの「キモ」と言えるのが、シリンダーとインナーバレル容量のバランスです。これが崩れていると、ガクッと初速が下がってしまいます。
加速シリンダーなら短いバレル、フルシリンダーなら長いバレルを使わなくては、メカボックスから発生した空気の力を無駄遣いしてしまいます。
具体的にどれくらいがいいのかは、こちらの記事で検証しています。安直なパーツ交換をする前に、容量バランスが適正かどうかは必ず確認しておいてくださいね。
エアガンの初速アップ方法⑤スプリングスペーサーを使う
GunsmithTigger
スプリングスペーサー電動ガンピストン用
①から④までの工程をやれば、0.7J(0.2gBB弾で85m/s)前後の初速は出るはず。更に、もう少し初速が欲しいといったときの微調整におすすめなのが、スプリングスペーサーです。
ピストンとスプリングの間に挟むと、厚みの分だけスプリングが縮むことになり、疑似的にスプリングを強化できます。
サードパーティーのスプリングはメーカーによって個体差が大きく、単純に交換しただけだと初速が上がり過ぎたり、逆に下がってしまうということもありえます。
無駄な買い物をしないためにも、初速の調整はスプリングスペーサーでするのを推奨します。
エアガンの初速アップ方法⑥スプリング交換
どうしても初速が出ないときは、スプリングがヘタっている可能性があります。特に、プリコックの解除を忘れしまうとスプリングが引きっぱなしになるため、消耗が速くなります。
無暗にスプリングを交換するのは、あまりおすすめできません。さきほども解説しましたが、メーカーによって差が大きすぎることと、メカボックスに余計な負荷が掛かってしまうからです。
東京マルイの純正スプリングでも、十分初速は出ます。下手なカスタムパーツよりも性能が安定しているので、こちらのピストン付きスプリングがおすすめですよ。
エアガンの初速アップまとめ
今回は、エアガンの初速アップの方法について解説しました。まとめると、このようになります。
- インナーバレルのクリーニング
- ピストンなどの気密を取る
- メカボックスの抵抗を減らす
- シリンダーとバレル容量のバランスを取る
- スプリングスペーサーを使う
- スプリングを交換する
エアガンの内部はとてもデリケートなので、極力パーツ交換はしない方が長持ちします。そのため、まずはロスを減らすようなカスタムから試してみるのがおすすめですよ。
エアガンの分解は難しそう、壊してしまいそうで怖いといった方は、ショップに持ち込みカスタムを依頼する手段もあります。
私の運営している『Gunsmith Tigger』は、5,800円から初速調整を含めたカスタムをしているので、ぜひご利用くださいね!