こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
電動ガンを撃つのになくてはならない「トリガー」。近年、エアガンのカスタムで、最も注目されているパーツです。
ということで今回は、電動ガンのトリガーの仕組みやカスタム方法について解説します。
電動ガンのトリガーの仕組み
一般的な電動ガンは、金属版の接触による「接点式スイッチ」で作動します。このスイッチはトリガーと連動していて、トリガーを引くことでスイッチユニットが前後します。
トリガーを離しているときは、上の画像のように、回路がつながっていない状態です。
トリガーを引くと、上の画像のように、回路がつながり通電します。通電するとモーターに電流が流れ、モーターが回転する、という仕組みですね。
電動ガンのトリガースイッチは消耗に注意
先ほど解説した通り、電動ガンのトリガースイッチは、金属版に電流が流れることで動作します。このとき、一瞬で強力な電流が流れるので、火花(スパーク)が発生します。
何度もスパークが起きると、だんだん金属版が焼けてきてしまいます。最終的にはスイッチが焼き切れてしまい、トリガーを引いても電動ガンが作動しない、といったトラブルに繋がるのです。
この現象は「トリガースイッチ焼け」と呼ばれ、特に電圧の高いリポバッテリーを使用している方や、セミオートを多用している方によく起こるトラブルです。
このようなスタイルでサバゲーをしている方は、電動ガンが動かなくなってしまう前に、対策をしておきましょう。
電動ガンの「トリガースイッチ焼け」対策①SBD
電動ガンのトリガースイッチ焼け対策のオススメアイテム、一つ目はSBD(ショートキーバリアダイオード)です。
SBDには特殊な基盤が搭載されており、モーターに取り付けるだけで、トリガースイッチ焼けを抑制してくれるパーツです。
取り付けが簡単で、お値段も1,000円以下と安価。最もお手軽で、初心者向けなトリガースイッチ焼け対策の方法ですよ。
電動ガンの「トリガースイッチ焼け」対策②FET
電動ガンのトリガースイッチ焼け対策のオススメアイテム、二つ目はFET(電界効果トランジスタ)です。
FETは、トリガースイッチに流れる電流を受け止め、制御する基板です。トリガースイッチに掛かる負担を軽減し、スイッチ焼けを防止する効果があります。
また、中には電流を制御する機能を生かし、トリガーレスポンスを改善させる機能が付いたものも。取り付けにはコツがいるものの、確実に電動ガンの性能を上げてくれるカスタムパーツですよ。
電動ガンの「トリガースイッチ焼け」対策③電子トリガー
電動ガンのトリガースイッチ焼け対策のオススメアイテム、三つ目は電子トリガーです。
SBDとFETはトリガースイッチを保護するパーツですが、電子トリガーはトリガースイッチそのものを電子制御してしまうパーツです。
トリガースイッチそのものを交換してしまうので、当然「焼け」とは無縁。半永久的に使い続けられる、高性能なカスタムパーツですよ。
また、スマートフォンと連動し、ピストンの後退位置や発射数、発射速度などが制御可能。価格が高く取り付けが難しいものの、それだけの価値のあるカスタムです。
電動ガンのFETと電子トリガーを使うときの注意点
電動ガンのトリガースイッチ焼け対策として、「SBD」「FET」「電子トリガー」の三つが有効だとお話しましたね。
その中で、FETと電子トリガーは、使うのに注意のいるパーツです。なぜなら、組み込み方を誤ると、電動ガンが暴走してしまうからです。
カスタムに自信の無い方は、購入時にカスタムショップで組み込んでもらうこともできます。
電動ガンのショートストロークトリガーカスタム
ここまで、電動ガンのスイッチ焼け対策について解説しました。他にも、トリガーのカスタムには、「ショートストローク化」と呼ばれるカスタムがあります。
これは、トリガーの引きしろを短くすることで、軽い力でトリガーを引けるようにするカスタムです。
そうすることによって、セミオートでも高速連射ができるようになります。また、トリガーを引くときに指に掛かる力が弱くなるので、いわゆる「ガク引き」の防止にも役立ちます。
電動ガンをショートストロークトリガー化する方法
それでは、電動ガンをショートストローク化する方法を見ていきましょう。一番簡単な方法は、トリガースイッチ自体を交換することです。
本来なら、スイッチにプラ板を貼ってカサ増ししたり、カットオフレバーが掛かる部分をカットして微調整したりと面倒な作業が必要でした。
しかし、STINGER製のショートストロークスイッチキットは、金属版を取り付けてから交換するだけ。お手軽にショートストローク化できる、オススメのカスタムパーツですよ。
電動ガンをショートストロークトリガー化するときの注意点
ショートストローク化カスタムをすると、トリガーが少しの引きで発射されるようになる、と解説しましたね。
逆に言えば、引きしろが少ないので、暴発のリスクもその分上がってしまいます。場合によっては、セーフティを掛けていても、トリガーに指を掛けると発射してしまうことも。
ショートストローク化カスタムをするときは、必ずセーフティが機能するように調整して下さい。ストロークの詰め過ぎは厳禁ですよ!
また、スイッチの初期位置が接触する距離に近くなるので、トリガースイッチが焼けやすくなってしまいます。SBDやFET、電子トリガーを使用して、接点を保護してあげましょう。
電動ガンのトリガーカスタムまとめ
今回は、電動ガンのトリガーの仕組みやカスタム方法について解説しました。内容をおさらいすると、電動ガンのトリガーは、金属版の接触でモーターを回転させる仕組みになっています。
このときに流れる電流によって、だんだん金属版は焼けていき、最終的には撃てなくなってしまいます。
この「トリガースイッチ焼け」を解消するのに、「SBD」や「FET」、「電子トリガー」といったカスタムパーツが有効だと解説しました。
また、トリガーの引きしろを短くする、「ショートストローク化カスタム」も電動ガンならではのカスタムです。
電動ガンのトリガーカスタムは、撃ち味に直結するものばかり。難易度は高めなものの、確実に電動ガンを強化できる、オススメのカスタムですよ!
電動ガンカスタムの『全て』をまとめました!
この記事では「接点トリガー」について解説しましたが、もちろん電動ガンには他にも内部パーツがありますよね。
そこで、私がいつもどのように電動ガンをカスタムしているかを、こちらの記事にまとめました。
「これから電動ガンのカスタムをしてみたい」「内部カスタムにチャレンジしたい」といった方、必見の内容となっております。ぜひ、あわせて読んでみて下さいね!
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