こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
ホップアップシステムの中核である「チャンバーパッキン」。エアガンの弾道に与える影響が大きく、カスタムしたとき、効果が分かりやすいパーツです。
という事で今回は、エアガンのチャンバーパッキンの役割や種類、硬さの違いを解説します。オススメのカスタムチャンバーパッキンもご紹介するので、ぜひ最後まで見ていってくださいね!
エアガンのチャンバーパッキンの役割
チャンバーパッキンの役割は、主に二つ。一つは、チャンバー内にBB弾を固定する役割です。
マガジンからチャンバーを通って装填されたBB弾は、ノズルに押され、チャンバーパッキンの突起部分で保持されます。
もう一つは、BB弾にバックスピンを掛け、飛距離を伸ばす役割です。BB弾の発射時に、チャンバーパッキンの突起部分が「栓」のようになり、BB弾に逆回転を加えることができます。
この機能は「ホップアップシステム」と呼ばれています。チャンバーパッキンの役割が分かった所で、続いてチャンバーパッキンの素材や種類を見ていきましょう。
エアガンのチャンバーパッキンの素材と硬さ
エアガンのチャンバーパッキンの主成分は、ニトリルゴム。耐摩耗や変形に強いゴムでできており、ホップアップシステムに最適化されています。
同じニトリルゴムのチャンバーパッキンでも、「硬さ」に違いがあります。東京マルイ純正が、比較的柔らかいゴムを使っているのに対し、一部のカスタム品はあえて硬いゴムを使っています。
これは、0.25g以上のBB弾に強いホップを掛けるため。ゴムが硬ければ硬いほどホップが強く掛かるので、重量弾でも確実にホップを掛けることができるのです。
反面、軽量弾を使ったとき、ホップ調整がシビアになるというデメリットもあります。そのため、自分の使うBB弾の重量に合わせた硬さのチャンバーパッキンを選んでくださいね。
エアガンのチャンバーパッキンの種類①ノーマル型
次に、チャンバーパッキンの種類について解説します。まずは、東京マルイ純正と同じ形状の「ノーマル型」の特性を見ていきましょう。
ノーマル型は、「U」のような形でホップの突起が突き出しています。BB弾全体を包み込むようにゴムが変形するので、効率良くバックスピンを掛けることができます。
反面、BB弾の精度が悪いと、保持が不安定になる弱点が。そうなると、ホップが斜めに掛かってしまうので、弾道が左右に散らばってしまいます。
とはいえ、東京マルイが採用しているだけあり、安定感のあるタイプのチャンバーパッキンです。組み込みも簡単で、クセの無い初心者向けのチャンバーパッキンと言えるでしょう。
エアガンのチャンバーパッキンの種類②V字型
ノーマル型の保持が不安定になる弱点を解消しようと開発されたのが、「V字型」です。名前の通り「V」字状に突起が突き出し、二点の中心でBB弾を固定する、という設計ですね。
ノーマル型がホップの突起とインナーバレル底面の「二点」で支えるのに対し、V字型はホップの二点とインナーバレル底面の「三点」で支えることができます。
そのため、精度の悪いBB弾でも、まっすぐホップを掛けることができるようになります。反面、組付けが左右どちらかにズレてしまうと、弾道も同じ方向に曲がってしまいます。
ある程度カスタムに自信のある、上級者向けのカスタムパーツと言えるでしょう。ただ、しっかりと組み込まれたV字型の直進性はとても高いので、命中精度にこだわりたい方にはオススメですよ!
エアガンのチャンバーパッキンの種類③フラット型
「フラット型」は、他の二種類と違い、ホップの突起がありません。基本的に「面ホップ押しゴム」と併用され、BB弾とホップパッキンが触れる時間を長くするカスタムパーツです。
BB弾とホップパッキンが触れる時間が長くなると、それだけホップが掛かりやすくなります。また、突起の突き出しが少なくても、BB弾に回転を掛けることができます。
弱い力で長い時間ホップを掛けることで、安定した回転を与えるという設計ですね。しかし、ホップの突き出し量がBB弾に与える影響が大きく、調整が大変なカスタムでもあります。
総じて非常に難易度の高い、上級者向けのカスタムパーツと言えますね。
エアガンの長掛けホップカスタム
先ほど解説した、スリックパッキンを使った「面ホップ」を進化させたのが、「長掛けホップ」カスタムです。
長掛けホップカスタムは、インナーバレルのホップ窓を拡張します。更に、専用の長掛け用押しゴムを取り付ることにより、BB弾とホップパッキンが触れる時間を、より長くすることがきます。
結果的に面ホップよりも弱い力で、長時間回転を掛けることができるのです。もちろん、それだけにバランスを取るのは非常に大変。
ホップ調整も更にシビアになるので、超上級者向けカスタムと言えます。その分、エアガンに与える影響も大きいので、カスタムに自信のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
オススメのエアガン用カスタムチャンバーパッキン
ここまで、チャンバーパッキンの素材や硬さ、種類について解説してきました。「じゃあどれが一番いいの?」と聞かれると、他のパーツとの相性もあるので、一概にこれが良いとは言えません。
全部の種類を一通り試してみるのが一番ですが、その分余計なお金がかかってしまいますよね。そこでオススメなのが、宮川ゴムの「お試し3種類セット」です。
販売価格1,100円でノーマル型、V字型、フラット型がセットになっており、お試しにはもってこい。硬さも三段階から選べるので、今後のカスタムの参考にもなりますよ!
もちろん、各タイプ個別でも販売しているので、気に入ったタイプがあったら追加購入も可能です。
エアガンのチャンバーパッキンカスタムのまとめ
今回は、エアガンのチャンバーパッキンの役割や種類、硬さの違いを解説しました。基本的に、チャンバーパッキンは硬ければ硬いほどホップが掛かりやすく、調整がシビアになります。
また、ホップの突起の形状で、以下の三種類に分類されます。
- クセが無く使いやすい「ノーマル型」
- 命中精度が上がるが、組み込みが難しい「V字型」
- 面ホップを作るのに使用する、上級者向けの「フラット型」
どれのタイプ最適かは、使っているエアガンによって変わってきます。そのため、一度全種類試してみるのが良いでしょう。
幸いにも、チャンバーパッキンはエアガンのカスタムパーツの中でも比較的安く、効果も分かりやすいパーツです。交換方法も簡単なので、初心者の方にもとっつきやすいカスタムですよ。
チャンバーパッキンの交換方法については、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
電動ガンカスタムの『全て』をまとめました!
この記事では「チャンバーパッキンとホップ周り」について解説しましたが、もちろん電動ガンには他にも内部パーツがありますよね。
そこで、私がいつもどのように電動ガンをカスタムしているかを、こちらの記事にまとめました。
「これから電動ガンのカスタムをしてみたい」「内部カスタムにチャレンジしたい」といった方、必見の内容となっております。ぜひ、あわせて読んでみて下さいね!
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