こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
エアガンにもっと「個性」が欲しい、そう思っている方、少なくないのではないでしょうか。そんな方にオススメなのが、缶スプレーでの塗装です。
ということで今回は、私の私物「マルゼンvz61」を塗装していく工程を紹介します。これからエアガンの塗装にチャレンジしてみる方、ぜひ参考にしてみてくださいね!
エアガンのスプレー塗装に必要な道具
始めに、スプレー塗装に必要な道具を紹介します。
サンドペーパー
サンドペーパーは、下地処理のために使います。主に使うのは400番~800番、しっかりと面を出したいので、4面ブロックタイプがオススメです。
マスキングテープ
マスキングテープは、塗料を付けたくない場所を保護するために使用します。
下地用スプレー
下地として、本来はサーフェーサーを使うところを、今回はキャロムショットのステンレスシルバーを使用します。
トイガンの塗装に特化したスプレーなので、被膜が強く、食いつきも良好。値段は2,500円とかなり高めなものの、それだけの価値があるスプレーです。
メイン色スプレー
メイン色としては、キャロムショットのブルースチールを使用します。金属粉が入っており、研磨することでリアルな「ガンブルー」を再現することができます。
コンパウンド
ブルースチールの研磨用に、コンパウンドを使います。今回は、定番のピカールを用意しました。
【エアガンのスプレー塗装STEP①】外装の分解
それでは、スプレー塗装の工程を解説していきます。まず、塗装したい外装部品と、塗装したくない内部部品を分解してきましょう。
内部部品に塗料がかかってしまうと、パーツ同士の隙間がなくなってしまい、エアガンが動かなくなってしまうケースがあります。
少し面倒ですが、可能な限り分解しておきましょう。分解方法は、エアガンによって違うので、ネットで調べてみてくださいね。
【エアガンのスプレー塗装STEP②】ヤスリ掛け
次に、塗装するパーツにヤスリを掛けていきます。私の場合は、400番から初めて、600番→800番で仕上げます。
コツとしては、常に一定方向にヤスリを掛けること。そうすることで、パーツ表面の「ヒケ」を無くし、美しい仕上がりにすることができます。
800番まで仕上げると、こんな感じに。光を当ててみると、わずかに光沢があるくらいを目指します。
もっとツヤツヤに仕上げても良いですが、個人的にはこれくらいヘアラインが残っていた方が好みですね。
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【エアガンのスプレー塗装STEP③】脱脂・洗浄
続いて、パーツを脱脂、洗浄します。今回は樹脂パーツなので、中性洗剤で丸洗いします。ここの脱脂をしっかりとしておかないと、塗料の乗りが悪くなってしまうので、慎重に行いましょう。
また、脱脂、洗浄中に素手で触るのは絶対にNG。皮脂が付いてしまうとそこだけ塗料が乗らなくなるので、必ず手袋を付けて作業してください。
洗浄が終わったら、軽く水気を切って自然乾燥させます。
【エアガンのスプレー塗装STEP④】マスキング
パーツが完全に乾燥したら、塗装したくない部分にマスキングテープを貼っていきます。
今回は、スライドの動きに干渉されたくないので、アッパーフレーム内側に貼りました。塗料の被膜の分、パーツが厚くなるので、このような可動部のマスキングは必須です。
隙間ができると、そこだけ塗装されてしまうので要注意。また、この作業中も皮脂が付かないよう、ゴム手袋などを付けておきましょう。
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【エアガンのスプレー塗装STEP⑤】下地塗装
下準備が終わったので、塗装に移ります。まずは下地として、キャロムショットのステンレスシルバーを塗っていきます。
スプレー塗装のコツは、面の小さい場所から塗ることと、30㎝以上離してスプレーを吹きかけることの二点。
吹きかけるというよりも、スプレーの煙を「乗せる」ようなイメージでやると、ムラが無く綺麗に仕上がります。
※缶スプレーには、人体に害を及ぼす物質が入っています。塗装をするときは、かならず換気の利いた場所で行いましょう。
すべてのパーツを塗り終わったら、丸一日乾燥させます。見た目乾燥したように見えても、完全に乾燥しきるまでは時間がかかるので、その間に素手で触らないように注意してください。
【エアガンのスプレー塗装STEP⑥】本塗装
一日放置し、完全乾燥したら本塗装に移ります。今回は、キャロムショットのブルースチールを使用しました。
こちらの注意点も下地塗装と同様、面の小さい場所から、30㎝以上離してスプレーを吹きかけます。また、ステンレスシルバーと比べ塗料の乗りが悪いので、何度か重ね塗りをしましょう。
良い感じの色合いになったら、完全に乾燥するまで、丸一日放置します。
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【エアガンのスプレー塗装STEP⑦】仕上げ
完全乾燥した所で完成でも良いのですが、表面のザラツキが気になるので、コンパウンドで磨いていきます。
ピカールを少量ぼろ布につけ、パーツ表面を軽く磨いてあげましょう。やり過ぎてしまうと被膜がはがれて下地が出てきてしまうので、ほどほどに。
磨き終わると、こんな感じになりました。光に当てると青い光沢があり、良い感じの仕上がりなのではないでしょうか。
最後に、被膜の保護のために、軽くシリコンスプレーを吹いたら完成です。
エアガンのスプレー塗装まとめ
今回は、エアガンにスプレー塗装をする方法を紹介しました。工程が多く、難しそうだと感じたかもしれませんが、正にその通り。
私もまだ失敗が多く、なかなか満足いくものは作れません。それだけ難易度が高く、奥が深いのがエアガンの塗装です。
その分、上手くいったときの達成感もひとしお。敷居は高いかもしれませんが、自分だけのエアガンを作れるスプレー塗装に、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。