【東京マルイ新製品】AKMの歴史を語りたい【実銃解説】

こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?

待ちに待った東京マルイガスブローバックAKM、ついに発売日が決定しましたね!個人的にとても楽しみにしていたので、嬉しい発表でした。

という事で今回は、実銃のAKMがどういう銃で、どのような歴史があるかを語っていこうと思います。

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AKMの前身、AK-47の開発経緯

AKMの歴史を語るには、まず前身となったAK-47から解説する必要があります。AK-47は、ソ連のミハエル・カラシニコフが開発したアサルトライフル。

従来の弾薬よりも、火薬量を抑え反動を軽減した7.62×39㎜弾を、単発/連射の使い分けができるライフルという思想で開発されました。

これは、ナチス・ドイツの元祖アサルトライフル「StG44」から引き継がれた思想でした。また、ソ連の過酷な環境に耐えられるように、あえて隙間の多い設計にしたことも特徴として挙げられます。

AK-47は頑丈で扱いやすいことから、共産主義を掲げる各国に広まりました。特に初陣となったベトナム戦争では、米軍を大いに苦しめることとなります。

AK-47にも三種類!Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型の違い

世界的ベストセラーとなったAK-47ですが、製造時期によってⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型と改良されていきます。

最初期のⅠ型は、機関部をプレス加工で製造し、強度が必要な場所だけリベット打ちされていました。しかし、強度不足が発覚し、Ⅱ型に改良されていきます。

Ⅱ型は、機関部の製造方法を信頼性の高い切削加工に変更しました。ストックやグリップの取り付け方法も変わってしますが、Ⅲ型で更に変更されていくこととなります。

Ⅲ型が、一般的に知られているAK-47の型式です。各国への普及が始まったのはIII型になってからで、AK-47と言えばこのIII型を指すことが多いですね。

これはトイガンの世界でも同じで、東京マルイのスタンダード・次世代共にⅢ型がモデルとなっています。

AK-47の問題点と、改良型AKMの誕生

各国に広まっていったAK-47ですが、完全無欠の銃器というわけではありませんでした。AK-47には、大きく二つの問題点があったと言われています。

一つ目は、曲銃床ゆえに射撃時の跳ね上がりが大きかった点です。そのため、連射時の制御が難しいといった問題がありました。

二つ目は、製造コストの高さ。安価に量産できるプレス加工と違い、切削加工は手間がかかるので、大量生産は困難でした。

こういった問題を解決するために、改良型であるAKMが開発されることとなります。余談ですが、AKMの「M」はロシア語でМодернизированный、日本語だと近代化といった意味になります。

AK-47からAKMへの改良点①ストックが直銃床に

AKMの改良点として、真っ先に挙げられるのがストック形状の変更です。先ほどもお話しましたが、AK-47は曲銃床ゆえに連射時の制御が困難でした。

AKMは直銃床にすることで、跳ね上がりを抑制しています。

また、ハンドガードにはハンドリング向上を目指してリブが追加され、射撃時の過熱を防ぐ目的で金属ライナーが追加されました。

AK-47からAKMへの改良点②マズルが竹槍形状に

ストックに加え、銃口も斜めにカットされた形状に変更されています。これも、射撃時の跳ね上がりを抑制し、コントロールしやすくするため。

AK-47は右上に跳ね上がるクセがあったので、同じ方向の右斜めにカットされています。射撃時に発生するガスを利用し、反動を軽減するという寸法ですね。

着剣装置も改良されており、新型の銃剣GP-25グレネードランチャーが装着できるようになりました。

AK-47からAKMへの改良点③機関部の製造方法

機関部の製造方法も、技術の進歩により大幅に変更されています。

AK-47では切削加工だったのに対し、AKMはプレス加工部品と切削加工部品を、リベットで接合する方法になりました。

製造工程が短縮されたため、安価で大量生産が可能に。懸念点であった剛性も、補強リブを追加することで、AK-47Ⅲ型と遜色ない強度を保っています。

AK-47からAKMへの改良点④グリップ、マガジンの樹脂化

他にも、グリップやマガジンもベークライトと呼ばれる樹脂に置き換わっています。

AK-47のグリップは木製でしたが、AKMでは最初期型以降は樹脂に変更されました。生産性の向上に加え、軽量化にも成功しています。

マガジンに関しては、凍傷防止が目的だったようです。マガジンチェンジの際に長時間手に触れるパーツなので、ソ連の環境に合わせた改良ですね。

AKMの普及と派生型

AKMは、その頑丈な設計と安価に製造できることから、各国でライセンス生産されました。代表的な所では、中国の56式自動歩槍が挙げられます。

他方、ソ連崩壊後の混乱から、多数のAKMが紛争地域に売却されました。練度の低いゲリラ兵でも容易に扱えることから、テロリスト御用達の銃という悪名も背負うことになってしまします。

それと同時に、多数の派生型が作られた銃器でもあります。短縮モデルであるAKMSを始め、世界各国の環境に合わせたカスタマイズがされ、数えきれないほどの派生型が存在します。

ソ連本国では1970年代後半から、後継機であるAK-74に置き換わっていきますが、AKMは世界中で未だに使い続けられる名銃の中の名銃です。

AKMの歴史まとめ

今回は、実銃のAKMの歴史をお話しました。

AKMは、AK-47の改良型として開発された、AKシリーズの第二世代機。安価で堅実な設計からファンが多く、旧型化した今でも人気の高い銃器です。

そんなAKMのガスブローバックガンが、東京マルイから2021年7月15日に発売。一部店舗で予約も開始しているので、AKファンの方、いかがでしょうか。