こんにちは、Tiggerです。皆さんサバゲーしてますか?
今回は、Carbon8から発売されている、『CZ P09』CO2ガスハンドガンのレビューをしていきます。
CZ-P09とは?
実銃のCZ-P09は、チェコのCZ社が開発した自動拳銃「CZ75」のモダナイズドモデル。
CZ75は、人間工学に基づいた握りやすいグリップと、高い加工精度から米国のスポーツシューターから「世界最高のコンバットオート」との評価を受けた名銃です。
CZ-P09はフレームをポリマーに置き換え、銃身下部にはライトマウントレイル。マニュアルセイフティとデコッキングレバーを選択・交換可能なモジュラー化もされている、近代化モデルです。
Carbon8 CZ-P09の基本スペック
全長 | 205㎜ |
重量 | 784g(空マガジン含む) |
装弾数 | 25+1発 |
パワーソース | CO2カートリッジ |
定価 | 22,800円(税別) |
最高初速 | 89.3m/s |
平均初速 | 85.3m/s |
最低初速 | 80.0m/s |
ジュール | 0.72J |
※0.2gBB弾使用、室温26度、10発での計測
Carbon8 CZ-P09の外装レビュー
まずは全体から。斜めにカットされたスライドが特徴的で、マッシブさとスマートさを兼ね揃えるデザインです。
アウターバレルは、マットブラック塗装が施されたアルミ製。スライドを操作したときの、カチャカチャ音が心地いいですね。
銃身下部にはアンダーマウントレイルがあり、フラッシュライトなどを装着できます。
フロントサイトは集光ドットで、トレーサーを付けても覗けるハイサイト仕様。リアサイトは、ドットサイトマウントタイプに交換されていました。
ハンマーを起こすと、こんな感じ。ファイアリングピンはトルクスネジになっており、残念ポイントです。
続いてサイドビュー。操作系は左からスライドストップ、セーフティでセーフティはアンビ仕様になっています。
トリガーの上には滑り止めのチェッカリング加工がされており、しっかりとグリップすることが可能。梵字のような独特なデザインで、個人的にお気に入りポイントです。
トリガーは適度にアールが掛かっており、指にフィットします。ダブルアクションはトリガーストロークが長く、トリガープルも重め。
シングルアクションだと、どちらも標準的になります。シアの落ちる所でグッと重くなるため、個人的には好きなトリガーフィーリングです。
グリップには、滑り止めのシボ加工が施されています。グリップが薄く前後の長さもほどよいため、握りやすく感じました。
グリップ底部には、ランヤードリングが装備されています。刻印はCZ社公式ライセンスということで、リアル刻印です。
ホップアップ
ホップアップにアクセスするためには、スライドを分解する必要があります。スライドとフレームの目印を合わせて、スライドストップを引き抜くと分解できます。
ホップアップダイアルは、スライド下部になります。マイナスネジとなっており、無段階調整できます。
マガジン
マガジンはダブルカラムで、装弾数は25発。CO2マガジンでも、安全性の高いオープンタイプとなっています。
バルブは緩み防止用のイモネジで固定されており、改造防止用のピンが差し込まれているため、取り外しできないようになっています。
CO2カートリッジの装填方法を解説します。始めに、フォロワーを引いたまま、マグバンパーをスライドして取り外します。
マガジン下部にM6の六角ボルトがあるので、カートリッジを入れられるように緩めておきます。
側面の穴からカートリッジを挿入、力を入れずにボルトを締め、回らなくなった所で一旦止めます。
素早くボルトを締め、カートリッジを装填。しっかり奥まで差し込んだら、マグバンパーを戻して装填完了です。
Carbon8 CZ-P09の使用感
標準的なサイズと、M1911に近いオーソドックスなレバー配置から、操作感は良好。
特にグリップは薄くて握りやすく、ステッピングの効果もあり手によく馴染みます。トリガーフィーリングは独特で、引き切りの瞬間にグッと重くなるため好みが分かれるかもしれません。
拡張性は非常に高く、標準搭載されたアンダーレイルに加え、ドットサイトマウント、マグウェル、サイレンサー対応バレルなど多彩なオプションパーツがラインナップされています。
Carbon8 CZ-P09の実射性能
飛距離は、適正ホップで40メートル前後。ホップのかかりがやや不安定で、20メートルを超えると弾が散る傾向がありました。
リコイルは、スライドが軽い分、CO2ハンドガンとしてはマイルド。その代わりにブローバックの速度が速く、連射しやすくなっています。
気温の低下に強いこともあり、サバゲーユースとしてはかなり使いやすいモデルだと感じました。
Carbon8 CZ-P09のレビューまとめ
今回は、Carbon8から発売されているCZ-P09をレビューしました。
握り心地の良いグリップとシンプルな操作性、そして寒くても使えるCO2ガスガンということもあり、使い勝手の良いハンドガンだと感じました。
リコイルはそれほど強くないものの、サバゲー用としては連射もしやすく照準もズレにくいため実用的。公式からさまざまなパーツが発売されているので、カスタムも楽しい一挺ですよ。